予算ガードで使いすぎを防ぐ
予算消化率が設定した閾値に達したら、自動でブレーキをかける機能です。止め方を3種類から選べます。この記事で閾値・アクションの設定方法と、発動後の再開方法を説明します。
このページで分かること
- 予算ガードの3つのアクションの違い
- 閾値の設定方法
- 発動時にユニットがどう表示されるか
- 発動後の再開方法
- 自動運用への影響
前提条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ユニットと予算設定 | 作成済みであること |
| 実績データの取り込み | 動作していること |
| 通知先 | メールアドレス(複数可)または Slack Webhook を設定できる状態であること |
手順
STEP 1予算ガードを開く
- 左ナビゲーションの ユニット(重なった四角のアイコン)をクリックし、対象のユニットを開きます。
- 概要 タブから 予算ガード に進みます。

STEP 2閾値とアクションを設定する
- 閾値(%) を入力します。入力に連動して「[X]%到達時: Grossコストが¥[金額]に達した時点で発動」というプレビューが表示されます。
- ガードアクション を3つから選びます。
| アクション | 挙動 | 向いているケース | 解除 |
|---|---|---|---|
| 最小予算(既定) | ユニット内の全キャンペーンを媒体の最低日予算に設定。配信は継続するが消化はほぼゼロになる | 停止はNGだが低予算はOKな場合 | 手動再開。月次予算のユニットは翌月1日に自動再開 |
| キャンペーン停止 | ユニット内の全キャンペーンを完全に一時停止し、配信が止まる | 予算超過時に完全停止したい場合 | 手動再開が必要(自動再開なし) |
| 通知のみ | 予算は一切変更しない。閾値到達を通知するだけ | 判断を人が行いたい場合 | ガード状態を作らないため再開操作は不要 |
閾値の判定は手数料込みのGrossコストを基準にします。手数料の種別(外掛け/内掛け/定額)ごとに計算式が異なります。手数料が未設定の場合はネット予算が基準になります。
予算消化率は少なくとも1日1回チェックされます。消化率が高くなると、より高い頻度でチェックされる場合があります。
STEP 3通知先を設定して有効化する
- 通知設定セクションで、通知先のメールアドレス(複数登録可)と Slack Webhook URL(任意)を設定します。
- 有効化して 保存 します。
通知先メールアドレスが空の場合、通知は送信されません(エラーにはなりません)。
設定できる項目
| 項目 | 必須・任意 | 入力できる値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 閾値 | 必須 | 0.1〜100.0(小数第1位) | Grossの消化率がこの割合に達すると発動 |
| ガードアクション | 必須 | 最小予算 / キャンペーン停止 / 通知のみ | 既定は最小予算 |
| 有効フラグ | 必須 | 有効 / 無効 | |
| 通知先メールアドレス | 任意 | 複数登録可 | 空の場合は通知を送らない |
| Slack Webhook URL | 任意 | URL | 未設定の場合はメールのみで通知 |
発動したときの表示と再開
発動すると、Automation Hub の一覧で、ユニットの ステータス が 要対応 に、予算ガードのカードが 発動中 になります。ユニット詳細ページの 対応が必要な項目 には、予算ガード発動中 のカードが表示され、動作の内容、消化率、発動日時、残予算が示されます。

最小予算またはキャンペーン停止で発動した場合は、そのカードの 自動運用を再開 で、通常動作に戻します。確認ダイアログで残予算を確かめて 再開する をクリックすると、自動配分は翌日の深夜1:00から再開します。
予算ガードが最小予算またはキャンペーン停止で発動すると、その予算期間の残りの日は自動運用の日次計算がスキップされます。Automation Hub のユニット詳細ページで 自動運用を再開 をクリックするまで、自動運用は止まったままです。
完全な超過防止は保証されない
APIの処理遅延や媒体側の反映ラグ、実績データの取り込み遅延(最大24時間)があるため、閾値到達後に若干の広告費が発生する場合があります。設定フォーム下部と通知メールにこの注意書きが表示されます。余裕を持った閾値設定を推奨します。
また、Google Ads・Meta Ads・LINEヤフー広告などの媒体は、成果が見込める日に日予算を超えて消化する場合があります(Googleは最大2倍)。日予算が高いほど超過の絶対額も大きくなります。
完了したか確認する
保存後、対象ユニットの予算ガード設定に入力した閾値・アクションが表示されていれば完了です。
うまくいかないときは
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 閾値到達後も少し広告費が出た | APIの遅延・媒体側の反映ラグ・実績データの遅延 | 仕様。閾値を少し低めに設定して余裕を持たせる |
| 発動したのに再開されない | キャンペーン停止は自動再開なし。期間予算のユニットも自動再開なし | Automation Hub のユニット詳細ページで 自動運用を再開 をクリックする |
| 自動運用が止まったまま | 予算ガード発動により、当該期間の残り日は自動運用が停止する仕様 | 同じく 自動運用を再開 を実行する |
| 通知が届かない | 通知先メールが未設定、または送信に失敗した | 通知設定を確認する(空の場合は送信されない仕様) |
| 消化率の表示が媒体の数値と合わない | 手数料込みのGross基準・データの反映遅延によるもの | 手数料設定と反映遅延を確認する |
| 「通知のみ」にしたのに予算が変わらない | 仕様(予算を一切変更しない) | 自動停止したい場合は他の2つのアクションを選ぶ |